アトピ-性皮膚炎などの皮膚病

小さいお子さんの場合は、お母さんを主にしたご家族の支えが必要です。なので私は患者さん御自身の努力がスムーズに実るよう、専門の知識でアドバイスします。

そして、治すためには生活全般にわたるトータルケアーが必要になってきます。これをしたら治るというものはありませんし、そういうものは存在しないです。なぜなら、そういう何かに頼っていると、それがなくなった時、また再発してしまうからです。

アトピ-体質というものは0にはなりません。でも今のように9、10の状態だと、かゆかったり、見た目もつらかったりするかもしれませんが、1、2くらいなら、かゆくもなく皮膚状態もよく、誰からもアトピ-だとわからないの状態にはもっていけます。

ただ受験や精神的ストレスがかかった時や、暴飲暴食が続いた時などに、少し悪くなるかもしれませんが、ちゃんとケアしていれば、すぐ落ち着きます。そのケアの仕方をご自身でコントロ-ルできるようになっていただくことが、とても大事だと思っています。

トータルケアの中で一番大事なのはかゆみのコントロールではないでしょうか。かゆいのを掻かずに我慢するのは本当につらいです。「掻くと悪くなるのはわかっているけれど、掻くと気持ちは楽になる」「かゆみは痛みよりつらい」とよく言われます。

20年以上前、全身アトピーで赤ちゃんの時からステロイドづけの高校生の女の子がいました。お母さんに連れられてきた時、下を向いて目も合わせてくれませんでした。当店に来る前、その子は特に目の周りがとてもかゆく、掻いたらダメといわれるので、たたいていたそうです。すると白内障になってしまいました。”高校生の女の子が白内障”ということを聞きとてもつらかったのを覚えています。いろいろその時の状態に合わせた漢方薬や漢方食品やスキンケア商品を使っていただき、すごくよくなっていきました。その子はストレスが多かったので、ほぼ毎週学校帰りにお店に来ていろんな話をしながら治していけたのがよかったのだと思います。

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