アレルギーとは

生物の体には、外から入ってきた自分以外の物質(異物)を排除しようとする
「免疫」というシステムがあります。

ところが時として、生存のために必要不可欠なその仕組みが過剰に働き、
自分自身の器官や組織を壊すなどの症状を引き起こすことがあります。

この免疫の異常反応によって起こるのがいわゆる「アレルギー」で
アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎(花粉)・気管支喘息の
この3つが現代的なアレルギーといわれるものです。

アレルギーの発症
1.体内に坑原(病原菌、ウイルス、ホコリ、ダニ、花粉、動物の毛、など)が侵入してくると
それに対する抗体が作られます。

2.抗体は、抗原に出会うと様々な方法で攻撃し、身体に影響を与えないように排除します。
同時に一旦排除した異物が再び侵入してきた時に備えて、その異物をすぐ認識できるよう記憶します。

3.再び抗原が入ってくると、抗原と抗体が結合して反応がおこり排除します。

4.このシステムに異常がおこると、毒性のない物質に対しても抗体を作り出し、
特定の細胞(肥満細胞)が刺激され身体に有害な物質(ヒスタミンなど)が放出されてしまいます。
これが皮膚に作用するとアトピー性皮膚炎に、鼻の粘膜に作用するとアレルギー性鼻炎に、
気管支に作用すると気管支喘息になります。

アレルギーとは、害にならない異物に対して過剰に反応し、自己が自己を痛めてしまう現象です。

ひと口にアレルギーといっても、その発症の仕組みは1種類ではありません。
免疫の働きの中でも特にどのような仕組みが関係するのかによって、
アレルギーはⅠ型、2型、Ⅲ型、Ⅳ型の4種類に分類されます。

一般にアレルギーはこのうちのⅠ型(即時型アレルギー)および
Ⅳ型(遅延型アレルギー)を指します。

それに対しⅡ型およびⅢ型は「自己免疫疾患」と呼ばれます。

Ⅰ型アレルギー 即時型のアレルギー
 花粉症・気管支喘息・食物アレルギーなど

Ⅱ型アレルギー
 異型輸血反応・自己免疫性溶血性貧血など

Ⅲ型アレルギー
 全身性エリテマトーデス・慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患・血清病など

Ⅳ型アレルギー 遅延型のアレルギー
 ツベルクリン反応・接触性皮膚炎・皮膚過敏症など遅れて反応が出てくる