排卵異常の原因

妊娠しやすい女性には1ヶ月に1回のペースで排卵が起こり、妊娠のチャンスが訪れます。
この排卵が、数ヶ月に1回になることを稀発排卵(きはつはいらん)といい、全く排卵が起こらないことを無排卵といいます。
排卵は、脳の視床下部、脳下垂体、卵巣の3者がうまく連携して初めて起こります。

また、視床下部は大脳皮質の影響も受けますので、強いストレスや感情の起伏も無排卵の原因となります。
規則正しく排卵が起こりますと、規則正しく月経がきます。ですから月経が不規則な方は、排卵がうまく起こっていない可能性があります。

一般に基礎体温表できっちりと2相性になっていれば排卵が起こっていると考えます。

しかし、例外的に毎月月経があるのに無排卵であったり、基礎体温表が2相性なのに無排卵の場合もあります。

排卵異常の原因

●無理なダイエットや激しいスポーツにより、ホルモン分泌が低下し、無排卵となる。

●視床下部の機能が低下して性腺刺激ホルモンなどの分泌が不十分になり、その結果、排卵が起こりにくくなる。

●多嚢胞卵巣症候群(PCOS)最も無排卵の原因として多い。

慢性的な男性ホルモン過剰状態が特徴で卵巣にたくさんの小嚢胞が見られる。

月経周期が長くなるか、無月経になる。

肥満、ニキビ、多毛など男性化がみられる。

●卵巣性無排卵。卵巣の中にある原始卵胞が極端に少なくなり、排卵が起こらなくなる。

●黄体化非破裂卵胞症候群(LUF)卵胞が成長して排卵期が来ても、卵胞が破裂せず、排卵が起こらないままに卵胞が黄体へと変化する状態。基礎体温表は2相性となり、排卵が起こっているようにみえます。

●高プロラクチン血症。プロラクチンとは乳汁分泌ホルモンで、出産すると大量に分泌され、母乳が出るしくみになっており、授乳期間中は排卵しなくなる。

これと同じ状態になり、乳汁が出て、無排卵となる。